読書録

読んだ本の記録として

読んだ内容を記憶に残す

僕は読書が好きです。
毎日のように本屋へ行き、通勤中の電車では必ず本を読んでいます。
かと言って、読んだ内容をすべて記憶できているわけではありません。
どうすれば、記憶に定着させられるか悩んでいたところ、この本に出会いました。
読書が「知識」と「行動」に変わる本 (アスカビジネス)

読書が「知識」と「行動」に変わる本 (アスカビジネス)

 

 

なぜ本の内容を忘れてしまうのか

本を読んでもすぐに忘れてしまいます。
なぜなら行動に移せていないからです。
本は、読んで「知識」とし「行動」してはじめて効果があります。
この本では、本を読んで、知識を得るだけでなく、実際に行動を起こすための方法が書かれています。
 
 

効率よく本を読む

「本の読み方」を工夫することで、1冊の本から得られる知識が変わってきます。
いくつか「本の読み方」のメソッドをご紹介します。
 
・本を読む目的を持つ
ただ漠然と本を読むような受け身の姿勢では、読んだ後で記憶に残りにくいです。
なぜ読むか目的を持つことで、得たい内容がフォーカスされ、集中して読むことができます。
 
・質問を決め、その質問の答えを探す
人間の脳は、疑問があると、その答えを探そうとする性質があります。
その特性を利用し、質問を考えてから答えを探すように読むと、必要な箇所が目に留まるようになります。
 
・アウトプットを意識する
アウトプットには「人に話すこと」「書くこと」の2つがあります。
これらのアウトプットを前提に読書(インプット)することで、効率よく読むことができます。
なぜなら「人に何か伝えよう!」と意識しながら読むので、ポイントがつかみやすくなるからです。
 
 

読んだことを記録して整理する

本を読んだだけでは、そのうち内容を忘れてしまいます。
そうならないためにも「読書ノート」にまとめることが大切です。
 
・読書ノートにまとめるメリット
読んだ内容を読書ノートにまとめることで、知識や情報を整理し、記憶に定着させることができます。
本の内容をまとめてノートに書き出すには、自分が本の内容をよく理解する必要があります。
そのため、何度も読み返して考える必要があり、これが頭の中を整理してくれます。
また、何度も読み返し、内容を反復することで記憶に定着しやすくなります。
 
マインドマップ」とは、思考を可視化できるツールです。

f:id:tatsuya_m1027:20150104000050p:plain

マインドマップを読書に使うことで、
・思考が整理される
・発想力が向上する
・記憶力が高まる
などのメリットがあります。
マインドマップで読書記録を残せば、あとで本を読み直す時も、どういった内容だったか直感的に把握することができます。
 
 

本を読んだ内容を記憶して忘れない方法

人間の脳は、忘れるようにできています。
なぜなら、人は五感から得る情報をもれなく記憶しようとすると、5分以内で限界に達してしまうそうです。
そうならないために、常に情報を記憶しないで消しているのです。
ドイツの実験心理学エビングハウスによると、人は得た情報を1日経過すると、74%も忘れてしまうそうです。
記憶することを意識しない限り、本の内容を忘れてしまうのは当然のことと言えます。
 
・反復
記憶に残すのに最も単純な方法は、反復です。
何度も読むことで、忘れそうになった記憶を定着させることができます。
 
・感情を動かす
人間の脳は、感情が動いたことをよく覚えるようにできています。
人間の脳には「扁桃体」という器官があり、そこで感情の処理が行われています。
扁桃体の隣に、記憶の入り口である「海馬」があります。
扁桃体が刺激されると、隣にある海馬は「これは重要な情報だ」と処理し、記憶に残すようになります。
そのため、本を読みながら「なるほど〜」「へ〜」というように感動しながら読むことで記憶に残りやすくなります。
 
 ***
 
この本を読んだことで、どうすれば読んだ内容を記憶できるか理解できました。
この本には「読んだことを行動に移す」ための方法も詳しく書かれていますので、興味のある方はぜひ手にとって読んでみてはいかがでしょうか。
読書が「知識」と「行動」に変わる本 (アスカビジネス)

読書が「知識」と「行動」に変わる本 (アスカビジネス)