読書録

読んだ本の記録として

散らかった情報からアイデアは生まれる

どうもmodsです。
誰も考えたことのないアイデアを生み出したい。
そんなことを思ったりします。
というわけで、今回はこちらの本を読んでみました。
嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書 3)

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書 3)

 

 

新しい価値を求める現代

高度成長期は仕事をシステマティックにしていくことで利益を得られました。
そのため、今までの会社では、ラベリングして、ファイルやフォルダに分類していく「分類コントロール型」の組織構造が一般的でした
そういう風に社員や部署を分類しておくことで、ビジネスに迅速に対応できたからです。
 
しかし、現代では、新しい価値を生み出すことが求められています。
そのためには、いろんな情報を組み合わせて、新しいアイデアを考える必要があります
 
 

情報の放牧が「化学変化」を生む

情報を整理せず、あえてバラバラにしておくこと=「放牧」で、面白いアイデアを生み出すことができます。
なぜなら、情報と情報との想定外の出会い=「化学変化」があるからです。
一見、関係ないものが結びついた方がアイデアは斬新になります。
 
 

イデアを生み出すステップ

ステップ1:集める
情報を「放牧」つまり、ぐちゃぐちゃに羅列して、情報と情報の交配を進めるには、まずその元ネタを仕込む必要があります。
本で読んだこと、人から聞いた話、テレビやラジオで耳にしたこと、などなど、気になったり、知らなかった情報を収集します。
情報収集の際は、本に付箋を貼るノートにメモする、といったことを行います。
 
ステップ2:寝かせて、並べる
読み終わった本や、メモは、大体1ヶ月寝かせておきます
1か月後に確認し、思い出してみます。
そうすることで、記憶に深く刻み込みます。
 
その後、付箋のついた本やメモを手帳に記していきます。
なぜ手帳かというと、一覧性に優れ、パラパラ読みができるからです。
そうすることで、情報と情報を交配させるチャンスが増えるのです。
 
手帳には情報を整理して書くことはせず、ただナンバリングするだけです。
情報は生のまま、何のラベルもつけないままに放牧させておくのが一番良いのです。
 
ステップ3:予想外の出会いとアイデアの誕生
最後はカオスの状況を楽しみます。
情報が散らかった状況は不安定で、どこに何があるかすぐにわかりません。
しかし、そのような状況を俯瞰的に見られた時、そこに新しいアイデアが生まれるのです。
 
***
 
整理整頓をやめ、散らかった状況でアイデアを考えてみようと思いました。
新しいアイデアを生み出すことに興味のある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。 
嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書 3)

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書 3)