読書録

読んだ本の記録として

企画は、ひと言。「5つのS」でうまくいく

どうもmodsです。
優れた企画は「ひと言」で言える。
そのキャッチコピーに惹かれ、こちらの本を読んでみました。
企画は、ひと言。

企画は、ひと言。

 

 

なぜ良い企画は「ひと言」で言えるのか?

長々と説明された企画よりも、たった「ひと言」で説明された企画の方が人々の心を動かします。
なぜなら、「5つのS」で表される「ひと言」ならではの”強み”があるからです。
5つの「S」とは、下記になります。
①Short
②Simple
④See
⑤Share
 
それぞれ順を追って説明していきます。
 

①Short

「ひと言」なので、短くて当たり前です。
話すなら10秒以内、文章なら30字以内です。
では、なぜ、短い方がいいのでしょうか?
それは、言葉は短ければ短いほど「強く」なるからです。
 
<例>
「お前はもう死んでいる」
「モノより思い出」
 
短いひと言には、ごちゃごちゃ長く語られるよりも、人々の心を動かすパワーを持つのです。
 

②Simple

ひと言で言えない企画には、「シンプルな軸」がありません。
逆に「シンプルな強い軸」があれば、良い企画と言えます。
なぜなら、この企画の売りはコレだ!と言い切れるからです。
企画の売りを言い切れるものは、他者に説明がしやすく、案が通りやすくなります。
 

Sharp

企画のキモとなる本質は何か。
それを研ぎ澄まし、切れ味のいいナイフのように、シャープな「ひと言」で言い切ることができれば、相手の心に深く突き刺さります
「刺さる」とは、インパクトがある」ということです。
インパクトのあるアイデアは、人々を行動に駆り立てます。
 

④See

企画を実現に導くのは、ただの「ひと言」ではなく、「見えるひとこと」です。
ひと言で、相手の頭のスクリーンに映像を浮かべることができれば、企画は通りやすくなります。
なぜなら、企画を採用する側が、「よくわからないもの」「勝算が見えないもの」にはGOサインが出せないからです。
いい企画には「画」が浮かぶことが重要不可欠です。
 

⑤Share

任天堂が発売したゲーム機「Wii」。
開発チームがつくったひと言は、「家族全員に触ってもらえるゲーム」でした。
このひと言は、企画に関わる色々な人たちが、「自分の役割は何か」をイメージすることができました。
つまり、シェアできる力があったのです。
シェアできるひと言は、人々を巻き込みます
それによって、次々と新しいアイデアが湧いてくるのです。
 
***
 
とても覚えやすくシンプルな「5つのS」。
これを意識すれば、良い企画が浮かぶかもしれません。
企画立案で悩んでる方、良いアイデアが浮かばない方は、ぜひ活用されてみてはいかがでしょうか。
企画は、ひと言。

企画は、ひと言。